Miscellaneous arts of Masamune Kitano Ⅳ

性の渇望
Thirst of life

Completed on 2.11.2024


https://www.youtube.com/shorts/c1iCqjK3X2o

当時のコメント

蛇と少年と血
霧がかかっています。なんとも幻想的。
薄明の空って、こんなものかな。
因みに、蛇は男根のメタファー(((


夢のあと
After one’s Death

Early 2024, date unknown


当時のコメント

廃墟の浴室
水面は割とよく描けた気がします。
とうの昔に棄てられた浴室の中で、(わざわざ地下水を張るまでして)彼は一体何をしているのだろうか。
刻一刻と陰りゆくこの少年が、天へと散っていった数多の英霊どもを、彼らが遺した夢の痕を弔っているとでも言うのだろうか。


極楽鳥
幻想の少年たちに

Completed on 5.12.2024


https://www.youtube.com/shorts/WOOFwBjtmEY

当時のコメント

(さて、お次は鳥人間の登場だよ。
この鳥人間、なんと人間と、遥か南の国にしかいない世にも珍しい、ゴクラクチョウとの間に生まれた子供だよ。
親はとっくに死んじまって、可哀そうな孤児だったのを、うちの劇団で助けてあげたって訳だ。 えらいだろう?)

ーーーとある夜、すべての人間が眠った夜に、少年は檻から逃げ出した。溢れんばかりの羽たちを、傷ついた両腕で必死に抱えながら。
少年は駆けた。一心不乱に駆けた。深くえぐられた足の傷も、今にも張り裂そうな薄く精巧な胸板もお構いなしに。
東の空に霞が掛ったその頃、少年は漁船の墓場にたどり着いた。
船頭を天に向かって吠える廃漁船たちは、もうこの世のしがらみのすべてから開放されているように思われた。
少年は、すべてを受け容れるように両腕を開き、澄んだ空気を一旦吸ったかと思えば、その次の瞬間には天に舞っていた。
その姿は、錦という言葉では表現しきれないほど、息を呑む美しさに満ちあふれていた。

ーーーああ、そうか。そうだったのだ。
禁断の森でも、伝説の島でもない。
彼はあのとき、ここにいたのだ。
この世のすべてを受け容れ、そしてすべてを開放して消え失せたあの鳥人間こそが、未だ誰もその姿を知らずにいた伝説の鳥、極楽鳥だったのだ。

その姿は、世界からすべての色が消え失せた今もなお、この世界の片隅で語り継がれているという。


____25,08,17




全く何にも縛られない、純粋で、完全に自由な存在です。
花曇りの空。
このくらいの空が好き。
刺すような強い日差しが苦手です。


旅の途中
Completed on 01.07.2025


https://masamunekitano.lsv.jp/characters/lowny-alone/

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